NTTコミュニケーションズ(NTT Com)は10月11日、同社が提供する「Smart Data Platform」のメニューとして、AIモデルをノンコーディングで作成可能な「Node-AI」(ノードエーアイ)の提供を発表した。
「Smart Data Platform」は、同社のDXソリューションサービスだ。データ利活用に必要な収集・蓄積・管理分析におけるすべての機能を、ICTインフラも含めてワンストップで提供する。
今回、同ソリューションに追加されたNode-AIを利用して、高度なプログラミング知識は不要で、直感的にAIモデルの作成が可能だ。データ分析の際にAIモデルが実行するデータの分割や正規化など、処理ごとにコンポーネント化された「カード」をドラッグアンドドロップし、処理する順番につなぎ合わせるだけでAIモデルが作成できる。
なお、オプションとして、ハンズオン形式によるメニューの使い方レクチャーおよび技術サポートを行う「ハンズオン&技術サポート」と、メニューに対する問い合わせなどに24時間365日対応する「運用サポートオプション」が用意されている。
同メニューには、コメントの書き込みなどが行えるコラボレーション機能がある。対面ミーティングに限らないコミュニケーションにより、現場担当者のフィードバックを受けたり、関係者間で意見交換したりすることが容易になっている。
また、作成したAIモデルを動作させるために必要なライブラリをあらかじめ用意しているため、ユーザーがライブラリに相当する複数のプログラムを準備する必要がなく、手間なくAIモデルを動作させられる。
同メニューでは、分析結果に与える各入力の影響を可視化する同社の特許技術「アトリビューションマップ作成技術」を活用しており、AIモデルが出した分析結果の根拠を可視化できる。そのため、現場担当者の知見と根拠を比較することにより、AIモデルの信頼性を検証できる。