スタディストの7月26日の発表によると、丸井が7月5日よりマニュアル作成・共有システムを導入し利用を開始していることが分かった。丸井は運営しているマルイおよびモディの全23店舗で展開する約2000テナントに対し、情報共有を対面からオンラインに切り替え、動画や画像を活用する。情報共有をデジタル化することで、年間合計約20万枚の紙資料の削減を目指す。

  • テナントに向けて販売促進施策などの情報を配信

丸井が導入したシステムは、スタディストが提供するマニュアル作成・共有システム「Teachme Biz(ティーチミー・ビズ)」。同システムでは、共有する内容に応じて画像や動画、説明文を自由に組み合わせたコンテンツを作成可能で、アプリ内で動画の編集が完結する。また、共有したマニュアルやコンテンツが「いつ」「誰に」閲覧されたのか確認することが可能だ。

丸井はこれまで密を避けるため、マルイおよびモディ各店から自店のテナントへの情報共有を月数回に分けた会合形式で実施していたため、効率性に課題を抱えていたという。「Teachme Biz」を通じて、販促施策や施設で実施されるイベントの案内、成功事例の紹介といった情報を各テナントへオンラインで配信するが、非対面であることから感染症の拡大防止にもつなげる。

また、毎月実施される対面の情報共有では、全店舗において年間で合計約20万枚の紙資料が配布されていたが、それらを同システムでデジタル化し、情報共有におけるペーパーレスを実現する方針だ。