インターブランドは10月20日、 グローバルのブランド価値評価ランキング「Best Global Brands 2020」を発表した。同ランキングは、グローバルに事業展開を行うブランドを対象に、 そのブランドが持つ価値を金額に換算してランキング化するもの。

第1位は、Appleが8年連続で獲得した(ブランド価値3,230億ドル、前年比38%増)。第2位は前年比60増のAmazon(2,007億ドル)、第3位は前年比増53%のMicrosoft(1,660億ドル)となった。2013年より第2位だったGoogleは前年比1%ダウンで第4位(1,654億ドル)だった。

今回はソーシャルメディアとコミュニケーションのブランドが躍進し、Instagram(19位、261億ドル)、YouTube(30位、173億ドル)、Zoom(100位、45億ドル)が初めてBest Global Brandsにランクインした。

Top5 Growing Brands(最も成長率の高い5ブランド)は、 Amazon(前年比60%増)、Microsoft(同53%増)、Spotify(同52%増)、Netflix(同41%増)、Adobe(同41%増)となった。 コロナ禍の影響によってオンラインサービスブランドが発展を遂げ、 2桁成長をしたブランドの6割がサブスクリプションのビジネスモデルを採用しているという。

テクノロジーブランドの躍進により100ブランドの合計金額価値は2兆3,365億ドルとなり、 2019年に比べ9%成長した。 前年比で成長したブランドの成長率は平均14%であるのに対し、 テクノロジーとプラットフォームブランドは20%成長しており、 100ブランドの合計価値の48%を占めているという。

  • 「Best Global Brands 2020」(第1位~第50位) 資料:インターブランド

  • 「Best Global Brands 2020」(第51位~第100位) 資料:インターブランド