凸版印刷は2月14日、thee moment(ジ モーメント)と提携し、スマートフォンやタブレットなどで地域のイベント情報を簡単に発信できる多機能デジタルコンテンツサービス「UNLOCKS(アンロックス)」の販売を開始すると発表した。

新サービスは観光イベントや地域情報を多言語で発信でき、スタンプラリーやクイズ、クーポン、アンケート、スポット情報、コース案内など、地域の情報発信に必要な機能が用意されているためアプリ開発やサーバ構築の必要がなく使用できるという。

  • 「左からマップ表示、スタンプラリー表示(英語版)の画面イメージ

    左からマップ表示、スタンプラリー表示(英語版)の画面イメージ

また、データアナリティクス機能で人気スポットや回遊順を把握することを可能とし、アンケート機能でユーザ属性や意見を取得することも可能なため、継続して行うイベントなどで次回施策の企画立案につなげることも可能としている。

主な特徴として、アプリなし・会員登録なしのポイントラリー・QRコードを読み込むだけでポイントが取得できるため簡単に参加でき、管理画面でベースのマップデザインやスポットのピンデザインなどをカスタマイズできる。

また、エンゲージメントの高いWEBメディアとしての活用や日本語で登録すれば自動翻訳で英語・中国語(繁体字・簡体字)・韓国語・タイ語の計6か国での表示が可能とし、そのほかの言語もカスタマイズオプションで対応を可能としている。

今後、新サービスを自治体や商業施設などを中心に拡販し、2022年に関連受注を含め約10億円の売り上げを目指す。

価格は、マップのみ使用のプランであるスタンダードアカウントが月額9800円~、マップとスタンプラリー、クーポン、アンケート機能を短期イベントに使用できるプランのイベントアカウントが9万9800円(60日間)~、マップとスタンプラリー、クーポン、アンケート機能を長期に使用できるプランの特別アカウントが年額40万円~。