アットマークテクノは11月12日、Armプロセッサ搭載のLinux組み込みボード「Armadillo」ブランドとして、NXP Semiconductorsのi.MX6ULL(Cortex-A7、528MHz)を搭載した「Armadillo-610」を発表した。
同製品は、同じCPUを搭載する「Armadillo-640」の兄弟製品という位置づけで、Armadillo-640と同等機能を有したまま、50mm×50mmのモジュール型とすることで、開発者はインタフェース部分だけを開発することで、機器の開発時間の短縮などを図ることができるようになるという。
また、動作温度範囲-20℃~+70℃までの産業用途向け仕様としながらも、1W程度で動作が可能。購入者には、一般的なリチウムイオン電池の低格電圧(3.7V)で利用可能な電源回路が参考情報として公開されるという。
なお、発売は2020年1月を予定しており、量産ボードのほか、開発用拡張ボード、ケーブル、ACアダプタなどを同梱した開発セットの提供も予定されているという。