Thunderbirdの開発者らは8月27日(米国時間)、「Thunderbird — Release Notes (68.0) — Mozilla」において、メールクライアント・アプリケーション「Thunderbird」の最新版となる「Thunderbird 68.0」の公開を伝えた。1つ前のメジャーバージョンはThunderbird 60であり、1年ぶりのメジャーアップグレードとなる。
Thunderbird 68.0の主な新機能や特徴は次のとおり。
- 添付ファイルを再度アップロードするのではなく、添付ファイルに再度リンクできるようにする機能の導入
- アカウントのすべてのフォルダを既読にする機能を追加
- フィルタログの改善(フィルタリングを定期的に実施)
- Yandex OAuth2認証に対応
- 詳細オプションで言語パック選択に対応(intl.multilingual.enabledを設定する必要あり、またextensions.langpacks.signatures.requiredはfalseに設定すること)
- Windowsにおける64ビットインストーラおよびMSIパッケージの提供を開始
- エンタープライズ環境でカスタマイズされたThunderbirdをデプロイするためのポリシーエンジンを追加
- IMAPプロトコルのTCPキープアライブに対応
- MAPIにおけるUnicodeサポートの実現
- プロファイルをダウングレードから保護する機能を追加
- カレンダーにタイムゾーンデータ変更を含めることができるように変更
- チャットごとにスペルチェック言語を選択できるように変更
サポートしているプラットフォームは次のとおり。
- Windows 7およびこれ以降のプラットフォーム
- Windows Server 2008 R2およびこれ以降のプラットフォーム
- macOS 10.9およびこれ以降のプラットフォーム
- Linux: GTK+ 3.4およびこれ以降のバージョン
Thunderbird 68.0は「Thunderbird - Software made to make email easier - Mozilla」からダウンロードできる。