NECは7月8日、製造・卸・物流・販売といったバリューチェーンにおける需要と供給を最適化する「需給最適化プラットフォーム」を拡充し、Webブラウザから手軽に利用できる「需給最適化プラットフォーム Webサービス版」を、同日より「Amazon SaaSストア」にて提供開始したことを発表した。

  • 「多目的予測分析」画面イメージ

    「多目的予測分析」画面イメージ

同サービスは、ユーザーがデータを入力するだけで来客数の予測を簡単に行う「定型予測(客数予測分析)」と、ユーザー自身が分析モデルを設計し、販売数や出荷数など独自の予測を可能にする「非定型予測(多目的予測分析)」の2つのメニューから構成される。

これら2つのサービスは、提供中の「需給最適化プラットフォーム」同様に、ユーザーが持つ販売実績等の様々なデータに加えて、NECから提供する気象情報などのコーザルデータを組み合わせて利用できるという。また、予測に影響を与える要因分析も行うことができるため、業務分析への活用も可能だということだ。

提供価格は、「客数予測分析」が4万9,800円/月~、「多目的予測分析」が99,800円/月~。

今後は、「異種混合学習技術」に加え、「NEC the WISE」のひとつである「RAPID機械学習」など、様々な先進AI技術を活用することで、顧客のニーズに合わせたメニューの強化を継続的に進めていくとともに、利用可能なコーザルデータの拡充も順次行い、さらな精度向上に向けて取り組むとしている。