United States Computer Emergency Readiness Team (US-CERT)は6月4日(米国時間)、「Google Releases Security Update for Chrome|US-CERT」において、Google Chromeに複数の脆弱性が存在すると伝えた。これら脆弱性を悪用されると、攻撃者によって影響を受けたシステムの制御権が乗っ取られる危険性がある。

脆弱性に関する情報は次のページにまとまっている。

Googleは、42の脆弱性を修正した次のプロダクトおよびバージョンを今後数週間にわたり公開する予定。

  • Chrome 75.0.3770.80 for Windows
  • Chrome 75.0.3770.80 for Mac
  • Chrome 75.0.3770.80 for Linux

Cybersecurity and Infrastructure Security Agency (CISA)はユーザーおよび管理者に対し、上記の脆弱性情報をチェックするとともに、必要に応じてアップデートを適用することを推奨している。Chromeは自動アップデートが有効になっており、Chromeを再起動することで最新版へ自動的にアップデートされる仕組みになっている。