ESETは2月18日(米国時間)、「Google - "Here’s how we cracked down on bad apps last year"」において、Googleの取り組みが成果を上げ、Google Playにおける悪質なアプリの除外数が大きく増加したと伝えた。登録後に発見された悪質なアプリに対する対処も迅速になったと説明している。

Google PlayプロダクトマネージャのAndrew Ahn氏は2月13日、Android Developers Blog で、2018年の悪質なアプリの対応状況に関する記事を公開している。同氏によると、GooglePlayに登録申請があったアプリのうち、却下されたアプリが55%以上、一時停止となったアプリが66%以上増えたという。

Ahn氏は、不正なアプリを検出するために高度な機械学習モデルを適用するだけでなく、静的および動的な分析を行い、ユーザーエンゲージメントおよびフィードバックデータをインテリジェントに用いた上で、人間によるレビューを行っていると説明している。

実際、GoogleはGoogle Playに登録される悪質なアプリをさまざまな方法で排除する取り組みを進めており、これまでに大きな成果を上げている。サードパーティ製のアプリサイトはGoogle Playと比べて悪質なアプリをインストールしてしまう危険性が高いとされている。

しかし、ESETは同社の研究者の指摘を取り上げ、それでもGoogle Playに登録される悪質なアプリは存在しているとし、注意を怠らないように求めている。

  • How we fought bad apps and malicious developers in 2018 - Android Developers Blog

    How we fought bad apps and malicious developers in 2018 - Android Developers Blog

Google Playにはこれまで多くの悪質なアプリが登録されてきた。Googleはそうした状況を改善すべく、Google Playに登録されるアプリから悪質なアプリを検出する機能の改善に取り組み続けている。