BlueMemeは12月13日、アジャイル開発をスタートする企業の支援を目的に、「OutSystems」をはじめとしたプロダクトとコンサルティング、トレーニング、受託開発などのサービスを体系化した「agile SDK」(アジャイル・エスディーケー)の提供を開始したことを発表した。

  • アジャイル開発を始めるときのリファレンスモデル

    アジャイル開発を始めるときのリファレンスモデル

「agile SDK」は、アジャイル開発を導入した企業から同社へフィードバックされる、DBのサイロ化による開発のコスト及びスピードの悪化、不明瞭な開発プロセスによるプロジェクトの難航、大規模プロジェクトのボトルネックとなる意思決定スピード——という3つの課題にそれぞれ対応する、「アーキテクチャモデル」、「アジャイルV字モデル」、「チームパフォーマンスモデル」という3つを統合した標準キット。

「アーキテクチャモデル」は、レガシーシステムからのマイグレーションを容易かつ迅速に実現するとともに、多様なデータの柔軟な活用を可能にする様々なアーキテクチャモデルを提案するもの。「アジャイルV字モデル」は、BlueMemeが提唱してきたアジャイル開発の方法論とプロセスを体系化したアジャイルV字モデルを提案する。

そして「チームパフォーマンスモデル」は、Drexler & Sibbetが提唱したTeam Performance Modelに沿って、BlueMeme独自のコンテンツとして開発したチームのトレーニングサービスや定量評価ツールを提供し、自主性と意思決定能力を備えた自律型チームの育成を支援するもの。

これら3つのモデルを統合したagile SDKの提供により、OutSystemsを用いたアジャイル開発のスタート時に直面する課題を解消し、アジャイル開発の継続的で円滑な稼働とプロジェクトチームへの浸透を支援するとしている。

なお、agile SDKは、情報技術開発、インテック、NTTデータ四国、アルティテュード、日本ユニカ・システムズという、3つのモデルに対応する分野を強みとする5社のデリバリーパートナーと連携し、サービスを展開する。