キヤノンITソリューションズ(キヤノンITS)は12月4日、法人向けエンドポイントセキュリティ製品「ESET Endpoint Protectionシリーズ」において、Windows(クライアント/サーバ)用プログラムおよび統合管理ツールの最新版を同13日に提供開始すると発表した。

  • ESETエンドポイントの多層防御機能

    ESETエンドポイントの多層防御機能

Windows用プログラムの最新版では、最新のマルウェア動向に対応し、また多層防御機能を強化する2つの機能を追加。

ランサムウェア保護機能は、実行しているアプリケーションのふるまいを監視してランサムウェアと疑われる不審な動作を検出・ブロックし、PC内のデータを守る。UEFIスキャナー機能は、UEFI(Unified Extensible Firmware Interface)に感染してPCを遠隔操作するUEFIルートキットなどを検出し、ブート前のPC環境も保護するという。

  • ESET Endpoint Protectionシリーズのプログラム構成

    ESET Endpoint Protectionシリーズのプログラム構成

また、クライアント管理ツールの名称を「ESET Remote Administrator」から「ESET Security Management Center」(ESMC)に変更する。EEPシリーズのほか、今後リリース予定のエンタープライズ向けセキュリティ製品も含めて統合管理し、管理者の運用負荷を軽減するとしている。

さらに、ユーザーインタフェースも刷新し、ESMCで管理しているクライアント端末全体の状況をグラフィカルに表示。各端末の検出エンジンのアップデート、マルウェアの検出状況に加え、ハードウェア情報などの詳細な端末情報も確認でき、自社のセキュリティリスクを可視化できるという。

各製品の6~24ライセンスにおける企業向け1ライセンスあたり1年間の希望小売価格は、Endpoint Protection Advancedが5360円(税別)、Endpoint Protection Standardが3710円(同)。