ジャパンディスプレイ(JDI)は12月4日、戦略発表会「JDI Future Trip」を開催。日本で初めてボーンチャイナの量産化に成功した鳴海製陶と、ディスプレイと陶磁器との融合による新製品を共同で開発していくことを明らかにした。
JDIが掲げる見・聞き・触れ・香り・味わえる五感デバイスの具現化に向け、視覚と嗅覚で新たな顧客体験を提供することを目的とした「紡ぎシリーズ」の進展に向けたコラボレーションで、すでに第一弾のコンセプト製品として新たなインテリア「XAQ-01 AQUARIUS」が開発されている。
AQUARIUSは、陶器に埋め込まれたディスプレイからは花が咲く映像が流れ、花の動きと合わせて香りが空間を包み込むというもの。コンセプトモデルということで、形状はティーポットの様だが、内部にはディスプレイモジュールなどが入っているとのことで、実際にお湯を入れる、といった使い方はできないという。
すでに両社は、今回のAQUARIUSの開発を機に、もっと面白いことができるとの見解で一致しているとのことで、さらなる陶磁器と液晶ディスプレイを融合した製品分野の開発を進めていく予定だとしている。