大平技研は、光学式プラネタリウム投影機「MEGASTAR-IIA(メガスター・ツー・エー)」をインド南西部カルナータカ州マンガロールに新設された「スワミ・ヴィヴェカナンダ・プラネタリウム(Swami Vivekananda Planetarium)」に納入したと発表した。
MEGASTAR-IIAは、プラネタリウム・クリエイターの大平貴之氏によって生み出されたスーパープラネタリウム・MEGASTARシリーズの中大型ドーム(直径10〜23m)向け機種。天の川の微細な星の一粒一粒までも点の集合体で表現しており、星空の奥行まで感じられるリアルな星空が特徴となっている。同機種の納入は、インドでは Nehru Planetarium(デリー)、Kavaratti Science Museum & Planetarium(ラクシャドウィープ)に次ぐ3件目で、世界では、日本を含む13か国、31件目となる。
投影システムは、解像度8Kの立体映像を投影可能なEvans & Sutherland社のデジタルプラネタリウム「Digistar 6」と、ドーム中央に置かれた光学式投影機から星を投影する光学式プラネタリウム「MEGASTAR-IIA」の両方を設置し、それぞれを別々にも、また同時にも使うハイブリッド構成で、現地のInfovison社を通して納入された。インドでは、"インド初の最先端の3D8Kプラネタリウム"として、多くのメディアに取り上げられ、話題となっているということだ。
また、3月1日に開催されたオープニングセレモニーには、カルナータカ州計画・統計・科学技術担当大臣やマンガロール市長、政治家、一般市民などが多数参加し、盛大に執り行われた。オープンから3日間は無料で一般に公開され、3月4日からは通常上映が始まっているということだ。