NTTデータとシャープ、NTTデータSBCは11月8日、シャープのモバイル型ロボット電話「ロボホン」向けに、AI技術(ディープラーニング)を活用した手話通訳アプリケーションを共同開発したと発表した。
同アプリは、現段階では手話学習初心者の手話学習や簡単な意思伝達を必要とする場で利用されることを想定したもの。
同アプリの開発は、NTTデータ社内のロボホン向けアプリ開発コンテストトにおいて、手話通訳アプリケーションを提案したロボホンが最優秀賞を受賞し、本格的にNTTデータ、NTTデータSBC、シャープが共同でアプリケーションを開発するに至ったという。
同アプリを介して、聴覚障がい者から健聴者に伝達を行う際は、ロボホンがディープラーニングで聴覚障がい者の手話の動きを認識・分析して、手話の意味する単語を日本語で発話するほか、発話した内容を外部デバイス(スマートフォンなど)に表示する。
健聴者から聴覚障がい者への伝達については、ロボホンが健聴者の発話を認識して、その内容を外部デバイスに表示する。
現在、日本語対応手話のみを認識するが、今後は、国際手話など認識できる種類の増加を予定しているという。これにより、一連の手話を認識し簡単な会話での意思伝達交換、行政や企業の窓口応対などでの利用を目指す。