アンリツとテレダイン・レクロイ・ジャパンは、PCI Express 4.0(PCIe Gen4)の試験自動化ソリューションを提供するために協業すると発表した。両社は同協業により、高速IC、デバイス、ネットワークの開発効率化に貢献するとしている。また、この試験システムは次世代PCIe Gen5への拡張性も備え、開発設備投資コストの低減にも寄与するという。

テストソリューション概要

具体的に、アンリツのシグナルクオリティアナライザ-R(SQA-R)「MP1900A BERT」とテレダイン・レクロイのデジタル・オシロスコープ「LabMaster10Zi-A」および「QPHY-PCIe-Tx-Rxソフトウェア」を統合した試験システムを用い、PCI Express 4.0の電気的特性試験や物理層のプロトコル解析、送信機・受信機およびリンク・イコライゼーションの試験を自動で行えるソリューションを提供するとしている。

同ソリューションは、比較的容易に32Gbit/sまで拡張することができるため、PCI Express 5.0(PCIe Gen5)の要求仕様に適応したE2E(エンドツーエンド)ソリューションを構築することができる。また、同ソリューションにより、Complianceテスト項目のTransmitter Test、Receiver Jitter Tolerance Test、Tx/Rx Link Equalization Testの自動測定が可能になるという。