NXP Semiconductorsは、国民IDカード、電子パスポート、決済、アクセス管理アプリケーションなどに先進的なセキュリティとプライバシー保護を提供する第3世代のSmartMXプラットフォーム「SmartMX 3」を発表した。
同プラットフォームは、独自のIntegralSecurityアーキテクチャ2.0に基づいて開発されたもので、最大336KBのFlashと最大134KBのOMメモリを組み合わせた独自のFlexMemメモリ・アーキテクチャにより、高い柔軟性と性能を提供するほか、コード/データ向けエンデュランスメモリの容量拡大などによるOS設計の容易化、デバイスメモリ内への各種アプリケーション・コードのセキュアな格納を実現。また、決済M/Chipのトランザクション時間を従来ソリューション比で30%向上となる230msに、電子政府のSAC(Supplemental Access Control)電子パスポート性能も2秒未満へと向上させることが可能となったとする。
なお、同プラットフォームは、コモンクライテリア「EAL 6+」認証を取得済みで、最初の製品として「P71D320セキュリティ・コントローラ」が提供される予定となっている。