QualcommとNXP Semiconductorsは10月27日(米国時間)、QualcommがNXPの買収に向けた最終合意に達したことを発表した。
これによると、Qualcommは、NXPの発行済み普通株式1株あたり110ドルですべて取得し、その総額は約470億ドルに達する見込みだという。
NXP Semiconductorsは2015年12月に、米Freescale Semiconductorとの合併を終え、年間100億ドル規模の売り上げを有する半導体企業として「車載」「セキュリティ」「コネクテッド」の3つの分野にフォーカスしていくことを明らかにしていた。なお、Qualcommでは、今回のNXP買収により、新生Qualcommとして、売上高が300億ドル規模に達する見込みとなるほか、従来Qualcommが強みを有していたモバイル、RF、ネットワークといった市場に、NXPが掲げていた車載、セキュリティ、コネクテッド(IoT)を併せて形でそれぞれの市場のリーダーを目指すとしている。