ルネサス エレクトロニクスは4月15日、同日開催された取締役会において、現在の代表取締役社長兼CEOの鶴丸哲哉氏が代表取締役会長に、CEO付の呉文精氏が代表取締役社長兼CEOに新たに就任する人事を決定したと発表した。

今回の人事について同社では、グローバルに勝ち残るための新たな成長戦略に取り組んでいく中で、今後、そうした取り組みを加速させていくために、グローバルな経営における豊富な知見・経験と実績を持った新たなリーダーシップが必要であると判断した結果としている。

呉氏は1979年に日本興業銀行に入行した後、GEキャピタル・ジャパン、GEフリートサービスを経て、2008年にカルソニックカンセイの代表取締役社長兼CEO、2013年に日本電産の取締役副社長などを歴任。2015年4月よりルネサスのCEO付となっていた。

なお、今回の人事は6月に開催される予定の平成28年定時株主総会にて取締役に選任され、その後開催される取締役会で決定される必要がある。

ルネサス エレクトロニクスの新社長に内定した呉文精氏。6月の株主総会と取締役会を経て、正式に就任する予定 (写真提供:ルネサス エレクトロニクス)