米ON Semiconductorの日本法人であるオン・セミコンダクターは3月3日、RFMicronとの協業により、ワイヤレスパッシブセンサソリューションをIoTクラウドプラットフォームへ素早く導入できる開発ツールを開発したと発表した。
同IoTプラットフォーム開発キットには、性能が最適化されたコンピューティングと接続モジュール一式が統合されており、特に電力とスペースの制約が懸念される場所に、バッテリ不要のワイヤレスセンサ技術とIoTハードウェアを迅速かつ効果的に導入できる。各開発キットには、オン・セミコンダクターのバッテリ不要のワイヤレスセンサタグが組み込まれており、RFMicronのMagnus S2センサICを使用して温度、湿度、気圧、または近接感知の機能を実行できる。
また、同プラットフォームは、32dBmWの定格電力と周波数範囲860~960MHzのUHF RFID読み取りモジュールを特徴としており、ローカライズされたデータ処理は、ARM Cortex-A8ベースのAM335x SoCにより実行される。また、キャプチャしたデータは、WLAN、Zigbee、Z-Wave、UHF Gen 2などの無線および、KNX、CAN、SPI、イーサネットなどの有線で転送可能。
同開発キットは、オン・セミコンダクターの既存のワイヤレスセンサ評価キットである「SPS1M-EVK」を補完するものであるという。