FreeBSD - The Power To Serve

FreeBSDリリースエンジニアリングチームは8月13日(協定世界時)、「[FreeBSD-Announce] FreeBSD 10.2-RELEASE Now Available」において、FreeBSDの最新安定版となる「FreeBSD 10.2-RELEASE」の公開を発表した。amd64版、i386版、ia64版、powerpc版、powerpc64版、sparc64版、armv6版が提供されているほか、次の仮想環境やプラットフォーム向けのイメージが提供されている。

  • Amazon EC2 AMI
  • Microsoft Azure
  • Google Compute Engine
  • Hashicorp/Altas Vagrant
  • VMDK仮想ディスクイメージ
  • VHD仮想ディスクイメージ
  • QCOW2仮想ディスクイメージ
  • ローディスクイメージ

FreeBSD 10.2-RELEASEの主な注目ポイントは次のとおり。

  • FreeBSD/armサポートの大幅な進展
  • システム起動時に/firstbootファイルが存在していた場合、自動的にルートファイルシステムのサイズを変更するgrowfs rc(8)スクリプトを導入
  • 指定したデバイスのファイルシステムを判定するfstyp(8)コマンドをベースシステムへ追加
  • pw(8)コマンドにルートディレクトリを指定する-Rオプションを追加
  • resolvconf(8)ユーティリティをバージョン3.7.0へアップデート
  • unbound(8)ユーティリティをバージョン1.5.3へアップデート
  • Sendmailを8.15.2へアップデート
  • OpenSSLをバージョン1.0.1pへアップデート
  • ntpをバージョン4.2.8p3へアップデート
  • Linux互換バージョンを2.6.18へアップデート
  • drmコードをLinuxバージョン3.8.13相当へアップデート
  • GNOMEを3.14.2へアップデート
  • KDEを4.14.3へアップデート

FreeBSD 10.2-RELEASEのサポートは2016年12月31日まで提供される見通し。FreeBSD 10.2-RELEASEのリリースエンジニアリングは当初のスケジュールよりも4日前倒しで実施された。