皆さんは3D CADという言葉を聞いたことがあるでしょうか。
簡単にいうと、立体物(3D)を作るための設計をするシステムのことです。
もっと噛み砕いて言うと、僕らが日常的に使っている立体物がありますよね。風呂場の洗面器とか、iPhoneケースとか、ペン立てとか。ああいうものを作るためには当然、「こういう風に作ろう」という設計を考えて、実際にイメージとしてアウトプットする必要があります。この具体的なイメージを作るために使われるのが、3D CADソフトなわけです。
……みたいなことを偉そうに書きましたが、僕が知っているのはそこまで。完璧なるド素人なので、「3D CADはやたらと難しくて素人には無理」という印象しか持っていませんでした。
だから、今回の取材の話がきたときも驚きましたよね。
なぜって、「シーメンスPLMソフトウェアさんを訪問して、3D CADソフトを体験してみませんか?」って、それ僕に振る仕事なの? って。
「3D CAD」どころか、サイコロの展開図の問題すら苦手にしていたというのに、これは何かの間違いじゃないのでしょうか。
そんなことを思いつつも、シーメンスPLMソフトウェアさんを訪問。シーメンスPLMソフトウェアの榑谷さんに使い方を教えていただきながら、同社が開発した3D CADソフト「Solid Edge」を体験してまいりました。