Xilinxは12月18日(現地時間)、FPGA「Kintex UltraScale KU040」が、20nmデバイスでは初めて量産体制に移行したと発表した。
「KU040」を利用することにより、20nm FPGAを採用したシステムの製品化までの時間を競合FPGAに比べて、1年先行することが可能である。また、ミッドレンジ製品である「Kintex UltraScale」デバイスは、ASICクラスアーキテクチャをベースとしており、100G OTN、パケット処理およびトラフィック管理、8X8混合モードLTEおよびWCDMA無線、8K/4Kディスプレイ、ISR(インテリジェンスな監視および偵察)、データセンターなど、広範なアプリケーションにおいて最適な価格、性能、消費電力を実現できるという。
なお、「KU040」は販売代理店を通じて発注できる。さらに、「Kintex UltraScale」の開発ボードおよび評価ボードも、同社およびアライアンスメンバーから入手できる。Xilinxのボードには、ユニバーサル開発ボード「KCU105」、およびトランシーバ評価ボード「KCU1250」が含まれている。