ウェイズジャパンとクラウディアンは2月20日、あらゆるファイルのストレージ・管理・共有をセキュアに行えるクラウド型ファイルマネジメントサービス「Fileforce」と、S3 API完全準拠したオブジェクトストレージソフトウェア「Cloudian」との接続検証を実施し、相互接続性を公式に認定することを発表した。
ウェイズジャパンのFileforceは、企業に必要な高度な運用管理やセキュリティーを確保しながら、ユーザの求める快適な作業環境を提供するクラウドストレージサービスである。バックエンドのストレージとして、従来からCloudianを採用するニフティの「ニフティクラウドストレージ」とNTTコミュニケーションズの「BizホスティングCloudn Object Storage」が採用されていた。
Cloudianは、ソフトウェアベースのオブジェクトストレージであり、複数の汎用的なサーバに搭載された多数の内蔵ディスクを統合制御し、ひとつの大きなストレージ領域として活用する。最少で2台のサーバからはじめ、規模に合わせてサーバ台数を追加するだけで、クラウドスケールにまで全体のストレージ容量を拡張できる。
今回の相互接続性検証は、クラウドサービスとして提供されているFileforceを、企業の構内やデータセンター内でアプリケーションとして利用したいというユーザニーズに応えるために実施された。相互接続性が確認されたCloudianをストレージとして使うことで、規定によってデータの外部保管が制限されている場合でも、ファイルの格納場所も含めて自社で管理することができる。
ウェイズジャパンとクラウディアンは、FileforceとCloudianを実装済みのアプライアンスの提供も予定しており、両製品を簡単に導入・運用できるようにする計画とのことだ。