東京予選組の意気を見た「特別救助隊産技荒川隊」

そのほか個人的にネーミング賞を贈りたいのが、1号機「言問」(画像38)、2号機「永代」(画像39)、3号機「白髭」(画像40)、4号機「清洲」(画像41)という4台を駆使した特別救助隊産技荒川隊である。これ、何から取られているかというと、すべて東京の下町を流れる隅田川に架かる橋の名前なのだ。東京都立産業技術高専 荒川キャンパスは隅田川のそばに位置しており、この4つの橋の中では白髭橋が最も近い。また、この4つは関東大震災で落ちたが復興事業で再架橋された橋であり、そのたくましさにあやかったという。

それで、なぜ個人的なネーミング賞かというと、言問橋など筆者の実家のすぐ近所で、走ったら30秒かからずにその墨田区側のたもとにつくからである(笑)。今回は名前として使われていないが、子どもの頃から吾妻橋と共にどれだけ渡ったかわからないほど「オレの隅田川に架かる橋」なのである。これ以上は語り出すと止まらなくなって、レスコンの記事なのか言問橋や吾妻橋の記事なのかわからなくなるのでやめておくが(笑)、ともかく数少ない東京勢なので、RMF rescueと共に特別救助隊産技荒川隊を応援していたが、やはりレスコンへの挑戦が今回初めてということで苦戦したようである。東京都立産業技術高専 荒川キャンパスは2014年の東京予選の会場なので、ぜひとも来年に期待したい。

画像38(左):特別救助隊産技荒川隊の1号機・言問。ガレキ撤去用。画像39:2号機・永代。こちらもガレキ撤去用

画像40(左):救出搬送用だが、アームも備えている3号機「白髭」。画像41:同じく救出搬送用だが、アームも備えている4号機「清洲」