電通は7月12日、実購買データなどを活用した企業のマーケティング活動を支援する新しいマーケティングスキームをカタリナマーケティングジャパンと共同開発し、同スキームを活用したソリューションサービスに関して両社が協業することを発表した。新しいソリューションサービスは7月16日から両社の顧客企業に向けて提供される。

同スキームは、電通が保有する消費者の価値観・メディア接触データに、カタリナの購買商品分析ノウハウなどを組み合わせたもので、これにより売上への影響が大きいターゲットを分析し、効果的なプロモーション活動を設計可能になるという。キャンペーンの効果検証についても、マスキャンペーンや店頭キャンペーンの各種データを継続的に取得することで、高精度で実施できるとしている。

また、両社は、カタリナのオンライン・クーポンサービス「クーポン ネットワーク」などを活用したO2O領域でのプロモーションも提供する。

提供サービスのイメージ

電通は同スキームの海外展開も予定しており、今後、アジアを中心として海外向けのマーケティングスキームをカタリナと共同開発し、提供していく予定。