続いて、プロデューサー・ディレクター職の部屋の奥にある、デザイナー&エンジニアの部屋で取材。彼らは作業で大きなディスプレイが必要になるため、固定席になっている。しかし、自席に座りっぱなしでなく、隣の部屋と行き来する人が多いのが印象的だった。
デザイナー・玉世鱗さんのデスクには、MacBook Proとそれに繋いだディスプレイが置かれている。ペンタブレットを使うデザイナーが多い中、玉さんはほとんどマウスしか使わないという。ペンタブレットも持ってはいるが、通常はデスクの下にしまわれている。
よく使う筆記具は3色ボールペンで、太軸のスタンダードなものだ。四角いイヤーパッドが可愛いヘッドホンは、誕生日プレゼントにもらったもの。時々音楽を聞きながら仕事をするそうだ。
デスクのカレンダーには、イラストレーターのタナカカツキが手がけた「コップのフチ子」フィギュアが。玉さんは、先ほど紹介したディレクターの片山さんとルームシェアをしているそうで、片山さんがこのシリーズのフィギュアを買っては、こっそり玉さんの小物や靴などに置いていくそうだ。
そんなルームメイトのいたずら心をすんなり受け入れて、自席にも飾って楽しんでいる玉さん。デザイナーは自己主張が強い人が多いと言われるが、玉さんはきっと素直で柔軟性ある仕事をするのだろう。品がよく控えめなアイテムから、そんな印象を受けた。