タカラバイオは、鳥インフルエンザウイルスの亜型を、PCR法を用いて迅速に判別するための研究試薬の発売を開始したことを発表した。

インフルエンザウイルスはその表面上の分子であるヘマグルチニン(HA)とノイラミニダーゼ(NA)の構造上の違いからHAは16種類、NAは9種類の亜型に分類され、その亜型の違いによりウイルスの特性が異なってくるため、その亜型を簡便で迅速にできる判別技術が求められている。

同製品は、鳥インフルエンザウイルスのHAおよびNAの各亜型を特異的に識別するPCR用のプライマーセットで、NAの亜型を判別するためのプライマーセットは、農業・食品産業技術総合研究機構が出願中の特許技術の許諾を得て開発されたものだという。

価格はHA型識別向け「qPCR Subtyping Primer Set for HA of Avian Influenza」が5万400円(20回分)で、NA型識別向け「qPCR Subtyping Primer Set for NA of Avian Influenza」が2万6250円(20回分)となっている。

なお同社は今後、同プライマーを利用した鳥インフルエンザウイルスの塩基配列解析用試薬の販売なども予定しているとのことで、鳥インフルエンザウイルスの亜型判別用の研究用試薬の拡充を図っていく方針としている。

タカラバイオの鳥インフルエンザウイルスの亜型を判別する研究用試薬