FrogApps CTOの増井雄一郎氏は6月3日、メモ帳Webサービス「wri.pe」をリリースした。wri.peは増井氏が個人プロジェクトとして開発したもの。FacebookかGitHubのアカウントがあれば無料で利用できる。

wri.peのWebサイト

wri.peは、PCからもスマートフォンからも利用できるメモ帳アプリ。Webアプリケーションとして開発されているが、PC版ではキーボードショートカット機能を備え、デスクトップアプリさながらの操作性を実現しているほか、スマートフォン向けにサーバー/クライアント間のデータのやりとりを工夫し、3G回線しか利用できない外出先でも軽快に動作するようになっているという。

また、プログラマの間で普及しているMarkdownフォーマットを採用。見出しやリストなどが簡単に作れるといった特徴もある。

そのほか、本文に日付を書くと「カレンダービュー」から閲覧できるようになるうえ、Dropboxを利用した、メモのバックアップ機能なども搭載している。

増井氏は、想定用途として、買い物のメモやTODOリストの管理、スケジュール管理などを挙げている。今後については、ネットワークが利用できないオフライン時でもメモを利用できる機能や、複数のユーザーでメモを共有/共同編集する機能などを追加していく予定という。

なお、増井氏は、FrogAppsにおいてミイルの開発などに携わるエンジニア。過去には「PukiWiki」や「PhotoShare」の開発に携わったほか、米Appceleratorに所属し、「Titanium Mobile」の伝道師としても活躍。現在、RubyでiPhoneアプリを開発するためのプラットフォーム「MobiRuby」もOSSプロジェクトとして進めている。ミイルの開発では、iPhoneアプリの一部をHTML5で書き換えるという取り込みも行っている。詳細はこちらの記事を参照