ミツカンといえば「酢」ですよね。ミツカングループは創業1804年(文化元年)。現在まで200年以上も続いている会社です。同グループのロゴは、三本線の下に○の不思議な形の「ミツカンマーク」と、英字の「mizkan」で構成されています。今回は、このミツカンマークについて経営統括本部 コーポレートコミュニケーション室にお話を伺いました。

――ミツカンのロゴマークは不思議な形をしていますが、誰が考案したものなのですか?

四代目中埜又左衛門(なかのまたざえもん)です。

――いつ頃から使われているのですか?

この商標は1887年(明治20年)5月26日に登録を完了しました。

――そんな昔からあるんですね。そこからデザインの変更などはあったのでしょうか?

いえ、ずっと使われ続けています。

――ということは120年以上も使われ続けているということですね。このミツカンマークが作られた経緯を教えてください。

1884年(明治17年)、商標条例が日本で初めて公布され、商標を自社の独占にするためには、商標登録所に出願し、許可を得なければならなくなりました。

――その時点で、すでに創業80年ですね(笑)。

中埜又左衛門家がそれまで商標としていた「丸勘」(○の中に勘の字)は、当時、他の多くの酢屋も使用していました。四代目又左衛門は当然この丸勘の商標登録を願い出ますが、若干の遅れで他社の酢屋に先を越されてしまいました。

――なるほど。

そこで四代目又左衛門は新たな商標作りに取り組み、考えに考えた結果、ひらめいたのがこの商標(三ッ環)でした。

――ミツカンというのは「三ッ環」、三本線の下に○のことなんですね。気が付きませんでした。マークに込められたデザイン意図を教えてください。

中埜家の家紋は「丸に算木」(○の中に三本線)です。四代目は若いころから「易学」に強い興味を示していたといい、三文字の下に○をつけたのは「天下一円にあまねし」という易学上の理念を表しています。

――なるほど。易学から考えられたものなんですね。ありがとうございました。

さすが200年以上の歴史ある会社ですね。ミツカンマークも、デザイン変更なく120年以上使われているとのことでした。日本は100年以上続く会社が世界で最も多い国ですから、ミツカンと同じように100年以上使われているロゴも数多いのかもしれませんね。

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(高橋モータース@dcp)