THE INQUIRERが「Ethernet turns 40 years old today」の記事において、Ethernetプロトコルが登場してから40年が経過したことを報告した。生活に欠かすことのできないインターネットを支えるEthernetプロトコルは、さまざまな変化を遂げながら、半世紀近くに渡って存在し続けていることになる。

現在、コンシューマ市場で広く普及しているNICは1000BASE-T。価格が廉価で、コンシューマレベルでの使用では十分な通信速度を実現している。データセンタやHPC、高性能アプライアンスなど、より大きな帯域が必要になるケースでは10GbE NICが使われるケースが多い。以前は高価だった10GbE NICは現在ではスイッチングハブも含めて価格がかなりこなれてきており、さらに低価格化が進めばコンシューマ市場にも普及する可能性がある。

さらに広い帯域が求められる用途では40GbEの製品が出荷されているほか、さらにハイエンドな領域では100GbEの製品が使われている。規格としては400Gbps Ethernetの規格策定を進める作業グループ「400 Gb/s Ethernet Study Group」がIEEEのもとに発足するなど、さらなる高速化へ向けた取り組みが続けられている。