ジュニパーネットワークスは22日、SDN向けのオープンな標準規格に基づくコントローラ「JunosV Contrail Controller」などを含む「JunosV Contrail」シリーズを発表した。

JunosV Contrailは、Contrail Systemsの買収によって獲得した技術を用いており、既存のデータセンターに容易に統合できる仮想ネットワークソリューションを提供する。異なるクライアントITアーキテクチャや複数のクラウドプラットフォーム全体にわたる管理を集中化できるという。

具体的には、ネットワークを仮想化し、プライベートクラウドとパブリッククラウド環境間のシームレスな自動化と、オーケストレーション、IPネットワークとセキュリティ・サービスの柔軟な管理、分析、診断、レポート作成用の"インフラ向けのビッグデータ"を提供するものである。

またジュニパーネットワークスは、ユーザー企業のクラウドへの移行を推進するため、Citrix、Cloudscaling、Mirantis、Red Hatなどとの提携を発表した。これにより、ユーザー企業はOpenStackまたはCloudStackを基盤とする包括的なクラウドベースのソリューションを利用できるようになる。本ソリューションは、オープンスタンダードと仮想プロトコルで構築され、コンピューティングやストレージの管理のほか、プライベートクラウドおよびパブリッククラウドのパフォーマンスをさらに向上させる初のネットワーキング機能を搭載しているという。