ジュニパーネットワークスは4月25日、SDN(Software-Defined Networking)に対応したエンタープライズ/データセンター向けのプログラマブルコアスイッチ「EX9200」、仮想無線LANコントローラ「JunosV Wireless LAN Controller」、ネットワーク管理プラットフォーム「Junos Space Network Director」の3製品を発表した。

「EX9200」左からEX9204、EX9208、EX9214

同社によれば、近年、BYODやモバイルデバイス、アプリケーションなどを新規に導入する企業が急増しており、ネットワークの複雑性が顕著に現れているという。一方で、IT予算は縮小傾向にあり、ITが持つスピード性とネットワークの信頼性が損なわれている。また、多くの企業では専用のレガシーインフラを使い続けているため、急速なニーズの変化に応答できないという問題を抱えている。

ジュニパーネットワークスは、クラウドサービス、サーバ仮想化、リッチメディアアプリケーションなどの提供と可用性を向上するため、プログラマブルなネットワークを3つの新製品によって提供したいとする。

EX9200は、変化し続けるビジネスニーズへSDNによって対応するだけでなく、仮想無線LANコントローラJunosV Wireless LAN Controllerを搭載し、信頼性・柔軟性を実現しつつ、初期コストを抑制することができる。2013年内には、100GbEインタフェース製品も出荷予定とのことだ。

Junos Space Network Directorは、複数の管理ツールを統合したソリューションであり、ネットワーク運用を簡素化して、将来的なニーズにも対応することのできるプラットフォームとして提供される。

「Junos Space Network Director」