PMC-Sierraは、Tri-Speed(10/40/100G)キャリアEthernet/OTN(Optical Transport Network)集約フレーマソリューション「PM5442 META 120G」を発表した。

クラウドコンピューティングやビデオストリーミング、モバイルデータアプリケーションなどにより、ネットワークトラフィックは18カ月ごとに2倍に増加している。これにより、キャリアEthernetスイッチおよびルータインタフェースでは、10/40/100Gbpsのインタフェースカードが求められている。

また、相互接続速度の高速化が進む中で、OTNはIPインフラストラクチャと、オプティカルトランスポートドメインをシームレスかつスケーラブルに、集約するためのデファクトプロトコルになりつつある。OTN OAMをルータ・インタフェースにまで拡張することは、サービスプロバイダにとってメリットとなるほか、OTNは距離延長のためのFEC(Forward Error Correction/前方誤り訂正)に対応しており、100Gを配備できるリンクの数を増やすことができる。

同製品を使用することで、サービスプロバイダのスイッチとルータ、P-OTP(Packet Optical Transport)、PTN(Packet Transport Network)機器に、高密度キャリアEthernet/OTNラインカードとIPo DWDM(Dense Wavelength Division Multiplexing)が統合可能となる。

さらに、キャリアEthernet MAC/PHYと包括的なOTNフレーミング/マッピングを提供する他、同社の高ゲインSwizzle拡張FECを含む複数のFECプロトコルに対応しており、すべてのポートでIEEE 1588v2テレコムプロファイル以上のクロック回復を実現する完全統合型のパケットタイミングエンジンを備えている。

なお、同製品はすでにサンプル出荷を開始しているという。

Tri-Speed(10/40/100G)キャリアEthernet/OTN集約フレーマソリューション「PM5442 META 120G」