PMC-Sierraは、10Gb/s-EPON(イーサネット・パッシブ・オプティカル・ネットワーク)向けソリューションならびにEPON向けSoCを発表した。

同ソリューションは、10G-EPONオプティカル・ネットワーキング・ユニット(ONU)「PAS9201」、オプティカル・ラインターミナル(OLT)「PAS8101」、EPON ONUデバイスファミリ「PAS6400」をベースに構築されるパッシブ・オプティカル・ネットワーク(PON)は、ONUオペレーションの最適化を通じて、ネットワークの電力消費量を最大50%低減(ONU1台当たり約2W削減)する事が可能だという。

また、対称型・非対称型10GEPON SoCの導入により、現行ネットワークに比べ10倍の速度(10Gbps)での、ビデオ・オン・デマンド(VOD)、高速インターネットアクセス、ボイス・オーバー・IP(VoIP)の「トリプルプレイ」サービスを、家庭や企業で実現するだけでなく、既存のあらゆるEPON機器との相互接続性も維持しているという。

さらに、IEEE 802.3av(10G-EPON)およびIEEE 802.3ah(EPON)業界標準に準拠しており、あらゆるキャリアの導入モデルに対応しているという。

なお、PAS8101、PAS9201、PAS6400ファミリおよび各リファレンス設計の提供はすでに開始されており、一部顧客による先行設計が完了しているという。

10G-EPON ONU「PAS9201」のパッケージイメージ