文部科学省は9日、国民の関心が高い放射線の環境モニタリングを強化するため、青森県と福井県に地方放射線モニタリング対策官事務所を開設した。

東日本エリアを担当する「青森地方放射線モニタリング対策官事務所」は六ヶ所村の原子力防災研究プラザ内(青森県上北郡六ヶ所村大字尾鮫字野附1-67)に、西日本エリアを担当する「福井地方放射線モニタリング対策官事務所」は敦賀地方合同庁舎内(福井県敦賀市松栄町7-28)にそれぞれオープンした。

両対策官事務所に加えて、10月1日に事務所開設を予定している福島県にもそれぞれ地方放射線モニタリング対策官が1人ずつ配置される。地方放射線モニタリング対策官は、各担当エリア内における原子力施設周辺の環境モニタリング実施に関する専門的事項について、関係自治体との連絡・調整などにあたる。また、原子力施設で緊急事態が発生した場合には、現地に急行し、緊急時モニタリング活動の実施を現場で統率する。

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