注文が確定すれば、その受注内容はすぐさま東京昭島工場(一部は海外)へ送られる。ここでは熟練のスタッフによる精度の高い製品づくりが連日行われているのだ。

東京昭島工場

先ほども触れたが、ケースによっては数万あるいは数百万通りもあるスペックの組み合わせがありながら、『5営業日納品』を告知できるのは、この工場あってのこと。「外資系企業だから、海外生産、海外からの輸入なので納品まで時間がかかる」という認識を持っている方もいまだにいるかと思われるが、日本HPでは8割以上が国内生産だ。

製品は工場内のラインによって生産される。各ブロックにはそれぞれのパーツに精通したスタッフが配置しており、次々と流れてくる製品を組み上げていく。その際使用されるパーツももちろん、組み立て前に厳しい日本人の目がチェックして通過したもののみ使用される。その様子はまさに”メイド・イン・ジャパン”だ。

昭島工場での組み立て風景

高品質な作業もそうだが、国内工場での生産・発送が行えるメリットは他にもある。輸送時間の短縮や、積み替え作業の削減といった直接的な効果はもちろん、輸送時の振動による初期不良や故障を防ぐことも可能にしている。工業製品である限りトラブルは避けられないが、それを限りなく低くするという点においては精度が格段に上がるというわけだ。

初期動作テストの肯定

輸送を想定した振動テストも行われている

また、国内に拠点があることで日本語による即時対応が可能な点も見逃せない。製品に対するユーザーからの感想や苦情、要望などがすぐに伝わるため、製造過程で見直せる部分があれば、それを短期間でフィードバックして改善させることも可能なのだ。

HPが日本国内生産にこだわる一番の理由として「日本のお客様に、より近いところから製品を提供したい」という思いがあるのだという。その思いは確実に浸透し始めており、「HP=東京生産」というキーワードは、ほとんどのユーザーが耳にしていることかと思う。稼働を始めてから10年が過ぎているが、さらなる品質向上を続ける昭島工場は、今後もユーザーの期待に応え続けてくれるはずだ。

柔軟かつ高効率なPC導入に最適なHPソリューション

3回にわたってお伝えしてきたHP製品群の優位性に関するレポートはいかがだったろう? 単にコストパフォーマンスを求めるというだけでなく、高い付加価値を持った”ソリューション”としての魅力を十分に持った製品だということがお分かりいただけたはずだ。

これからの時代は、PC導入に関しては高いセキュリティや省電力性、充実した保守・サポート、さらには信頼して使い続けられる製品の品質など、多面的な高い要求を満たしていかなければならない。

そんなとき、これらをトータルで高いレベルのサービスとして提供できるHPの製品群を候補に加えれば、十分価値のある回答が得られるはずだ。PC導入における高品質なソリューションを求める企業は、ぜひ一度HPに相談していただきたい。