Googleは10月24日、東日本大震災で個人の安否情報などを提供してきた「Person Finder (消息情報): 2011 東日本大震災」について、10月30日にサービスの提供を終了すると発表した。

同Webサイトは、安否を知りたい人の個人名を検索して情報を閲覧できるサービス。安否情報は、避難所に貼り出された手書きのメモをボランティアが文字データとして登録したり、連絡が取れた人の情報を友人や知人が登録することによって、4月下旬には67万件を越すデータが登録されたという。

Person Finder (消息情報): 2011 東日本大震災

同社はほかにも、Google マップのストリートビューを利用した被災地のデジタルアーカイブプロジェクトや、震災で失われた風景や懐かしい景色をユーザーが投稿し公開する「未来へのキオク」プロジェクトなど、東日本大震災復興支援の取り組みを行っている。

公式ブログでは「寄せられたこれらのデータが、家族や友人を探す皆さんの一助になったことを祈っています。皆さまのあたたかいご協力、ご支援、本当にありがとうございました」とのメッセージが掲載されている。