a systems programming language - expressive, concurrent, garbage-collected

Googleは新しいプログラミング言語「Go」を発表し、自社のサービスでの採用を進めてきたが、これまでは明確なメジャーバージョンや年単位で変更されないAPIの提供などの取り組みはそれほど積極的ではなかった。しかしこの状況は2012年の早い段階で変わることになるようだ。

Googleは「The Go Programming Language Blog: A preview of Go version 1」において、2012年の早い段階でプログラミング言語Goの初のメジャー安定版リリースとなる「Go バージョン1」を公開すると発表した。短縮表記は「Go 1」となる。APIは互換性が保たれ、1系向けに開発したプログラムはバグ修正による変更の影響などを除き、1系の新しいバージョンでもビルドして利用し続けることができるようになる。

GoはこれまでしばしばAPIが変更されたり仕様が変更されたりするなど、新しいバージョンで動作させるにはソースコードの書き換えが必要になることがあった。今回初の安定版がリリースされることで、プロダクションユースでGoを利用する場合の利便性が向上することになる。GoogleはGoogle App EngineでGoを採用するなどGoのプロダクションユースを進めており、初の安定版リリースへ向けた作業の背景には、こうしたプロダクトで安定した基盤を提供する狙いがあるものとみられる。