GoogleのDart and FlutterのプロダクトマネージャーであるMichael Thomsen(マイケル・トムセン)氏はFlutter 3.22とDart 3.4のリリースを発表した。

Flutter 3.22では、Webブラウザで高速に動作するバイナリコードを実行するWebAssembly(Wasm)がFlutter環境で安定版として利用できるようになる。Flutter Webアプリを高速なWebAssembly(Wasm)へとコンパイルできるもので、世界中の歴史や文化、芸術などをナビゲートするアプリWonderousでのベンチマーク(Chromeと M1 MacBook環境)で、対JavaScriptで平均2倍、最大3倍のフレームレンダリングの高速化を示している。

  • WonderousをJavaScript、Wasmへとコンパイルしたそれぞれの対比(公式ブログアニメーションより抜粋)

Dart 3.4では試験的機能としてアノテーションを使って定型コードを生成するマクロ機能やFlutterアプリでGemini APIを呼び出す「Vertex AI for Firebase Dart SDK」のプレビュー提供を行っている。詳細は公式ブログに纏めてある。