三菱東京UFJ銀行は9月6日、8月25日以降、同行を装った不審なメールによる不正取引(メールの件名:三菱東京UFJ 銀行より大切なお知らせです)が発生していると発表した。

偽装メールは、添付しているファイル(拡張子:exe)を開くと、PC・携帯電話・電話などから取引ができるサービス「三菱東京UFJ ダイレクト」のダイレクトパスワードや契約カード情報(契約番号・確認番号)などの重要な情報を入力・送信させる仕組みになっている。

同行はこの偽装メールへの対策として、同行のWebページに「当行を装った不審な電子メール(件名:三菱東京UFJ 銀行より大切なお知らせです)にご注意ください。」というメッセージを掲載するほか、三菱東京UFJ ダイレクトの契約がありメールアドレスを届けている顧客のうち、配信可能なメールアドレスに向けて注意喚起の電子メールを配信する。

9月6日17時時点で、同行には偽装メールに関する問い合わせが約500件きているという。

三菱東京UFJ銀行を偽装する電子メールの例