Texas Instruments(TI)は、同社の高速/低消費電力のA/Dコンバータ(ADC)製品ライン「ADS42xx」ファミリに、2チャネル内蔵で、サンプリングレートが65MSps~250MSps、分解能が12ビットおよび14ビットの8製品を追加したと発表した。

同ファミリは最小で92mW/チャネルの低消費電力を提供しており、14ビット、160MSpsのADS4246で160MSps動作時の消費電力は332mWで、市販の同種の製品と比較して消費電力を35%低減している。

また、11ビット、200MSpsの「ADS58C28」との間でピン互換性を提供しており、ライセンス不要で、200MHzを超える入力周波数、最高65MHzの高性能RFチャネル帯域幅を備えた輸出向けオプションを提供することが可能となっている。

さらに、6dBのプログラマブル・ゲイン・オプションを備えており、3G/LTEワイヤレス・インフラストラクチャにおいて、73.6dBFSの信号-雑音比(SNR)および、最高91dBcのスプリアス・フリー・ダイナミックレンジ(SFDR)を実現する柔軟性を実現している。

なお、同ファミリは64ピンQFNパッケージで供給されており、1000個受注時の単価(参考価格)は18.00ドルからとなっている。

8製品それぞれの性能の概要および価格