Cypress Semiconductorは、特定の携帯電話機メーカーにタッチスクリーン開発用プラットフォーム「Snapdragon Mobile Development Platform(MDP)」を提供開始したことを発表した。

「Snapdragon Mobile Development Platform(MDP)」を用いた3Dユーザーインタフェース

同プラットフォームは、同社のタッチスクリーンコントローラ「TrueTouch」の利点を効果的に活用し、カスタマが携帯電話機のフォームファクタ内で自社技術のパフォーマンスや互換性をテストするためのもの。

製品名のとおりQualcommのSnapdragon MSM8655を活用して端末を開発する携帯電話機メーカー向けプラットフォームで、カスタム1GHz CPU、3.8型WVGA対応マルチタッチタッチ画面、12Mピクセルカメラ、16mmステレオスピーカー、および512MBのRAMを搭載したMSM8655ベースのスマートフォンのフォームファクタが含まれている。

また、開発者によるSnapdragonプラットフォーム用アプリケーションの最適化を手助けする補足ツールも提供されており、ツールの一部には、アプリケーションの電力使用量を最適化するTrepnプロファイラ、および3Dグラフィック性能を最適化するAdrenoプロファイラが含まれている。

また、搭載されている次世代マルチタッチ オールポイント ファミリ「TMA300」を用いることで、マルチフィンガータッチのために短スキャン時間が実現できるほか、80:1 RMSを超す信号対雑音比た低消費電力状態での電流1.3mA未満、追跡機能なども提供される。

なお、同プラットフォームは、同社のほかBSQUAREからも購入可能となっており、BSQUAREでの販売価格は995.00ドルとなっている。