富士通と富士通フロンテック、富士通研究所の3社は4月19日、非接触型手のひら静脈認証センサーを実用化したことを発表した。
発表内容によれば、この非接触型静脈認証センサーは世界最小・最薄(幅29mm/高さ11.2mm/奥行き29mm)とされており、センサーを組み込む機器の適用範囲が大幅に拡大されるという。
また、このセンサーには手のひら静脈を毎秒約20枚連続撮影できる高速撮影機能のほか、最適な画像を瞬時に抽出して自動的に照合する機能が搭載されている。従来はセンサーの上に手のひらを静止させて認証を行うことが一般的だったが、この非接触型静脈認証センサーではタッチさせるような感覚での高精度な認証を実現する。