Apache Wave is the project where wave technology is developed at Apache. |
多くの関係者の期待を受けながら2009年5月に発表されたGoogleの新しいコミュニケーションサービス「Google Wave」は、1年とちょっとでその幕を閉じた。画期的なサービスだと期待されていたものの、多くのユーザはWaveにそれほど利便性を見出すことができなかったということになる。事の顛末はいくつかの記事にまとまっている。
- コミュニケーションの垣根を取り払う - 次世代コラボツール『Google Wave』
- Google「Wave」、9月30日に一般プレビュー開始 - 10万人規模を予定
- 次世代コラボツール「Google Wave」、いよいよ一般プレビュー開始
- 米Google、注目集めた「Google Wave」を全ユーザーに開放
- Google、コラボレーションサービス「Wave」から撤退
しかし、Waveには熱心なユーザがいたこともまた事実。GoogleはWaveのサービス終了を発表したあと、サーバとクライアントを"Wave in a BOX (WIAB)"としてオープンソースソフトウェアとして公開すると発表。今回、Apache Incubatorへ提案が実施された。熱心な関係者とともにApache Waveとして第2の開発フェーズへ進むことになる。
提案されているApache Waveは"Wave in a BOX (WIAB)"をベースにしている。Google Waveが提供していたすべての機能が利用できるわけではないが、ここをベースに開発を進めることになる。最初の開発目標としてはGoogleのインフラをベースに開発されているサーバを、Apacheインフラで動作するように置き換えを進めることだとされている。