シャープは、モバイル機器向けにハーフXGA(480×1024画素)の2画面に同時に表示ができるLCDコントロールIC「LR388G9」を開発したことを発表した。2010年7月5日よりサンプル出荷を開始、サンプル価格は2,400円で、2010年9月から月産10万個で量産を開始する計画。

LCDコントロールIC「LR388G9」

同製品は、表示用メモリを従来の16Mビットから32Mビットに拡大したほか、画像処理速度を向上させることで、ハーフXGAの異なる2つの情報をLCDへ同時に表示することを実現した。

また、外部接続した液晶テレビやプロジェクタなどにフルHDの動画を出力させることも可能なほか、高速シリアル伝送規格(MDDI 1.2/MIPI)をはじめ、カメラやSDカード、IrSimpleなどのインタフェースを搭載しており、モバイル機器の省スペース化や開発期間の短縮を実現することができる。