キヤノンは6月28日、同社グループ企業であるトッキを株式交換によって完全子会社化すると発表した。
トッキは有機ELや太陽電池製造装置を中核事業とするメーカー。資本提携によって2007年12月からキヤノンのグループ企業となっている。
キヤノンはトッキの中核事業を「今後の産業機器ビジネスの成長に不可欠な分野」と位置付けており、同社を完全子会社化することで経営スピードを向上させ、事業拡大の迅速化を図る。また、グループとしてのシナジー効果を高め、トッキの技術やノウハウを生かした高付加価値製品の開発に注力する。
今回の株式交換における株式の割当比率はトッキの普通株式1株に対し、キヤノンの普通株式が0.12株となる。また、今回の株式交換の効力発生日は10月1日となり、これに伴ってトッキは9月28日付で上場廃止となる予定。