富士通、富士通フロンテックは、距離2mmで重ねた状態でも一括で読み取り可能なUHF帯RFIDタグ「書類管理用ラベルタグ」を、9月30日より販売すると発表した。

「書類管理用ラベルタグ」

従来のRFIDタグでは、近距離に重ね合わせた状態での通信ができないという課題があったが、今回販売が開始されるタグでは、タグ間距離2mmで重ねた状態でも一括で読み取ることを可能だという。これにより、書類が棚やダンボールに保管されている状態で読み取りが可能となり、読み取り時間も従来の書類1枚あたり3秒から、100枚で4秒に短縮されるという。

書類管理用ラベルタグ利用シーン

販売価格は個別見積もりとなっており、富士通では今後3年間で、500万枚の出荷を予定している。

なお、このタグは、9月16日から9月18日まで東京ビッグサイトで開催される「第11回自動認識総合展」の富士通ブースで展示される。