現在も急成長中の米Facebookは従業員数が1,000人に達しており、来年にはさらに1.5倍増の500人以上の増員を計画している。またコストカットと同時にキャッシュフローの健全化も進めており、初期段階のスタートアップからの転身を図っている。米Bloombergが8月24日(現地時間)、米Facebook CEOのMark Zuckerberg氏へのインタビューの中で伝えている。
同記事によれば、Zuckerberg氏は2010年に40 - 50%程度の増員を計画しているという。現在の従業員規模は1,000人を超えており、これが実現できるのであればかなりの拡大ペースだ。現在、金融危機による経済不況は企業各社の業績を直撃しており、各社ともに人員削減を中心としたリストラ策を実行してコストカットを進めている。こうした状況はシリコンバレーでも例外ではなく、Facebookの大幅増員計画は高スキルな技術労働者の大きな受け皿になる。
2008年11月に700人程度だった同社従業員数は1年を経たずして1.5倍ほどの規模に拡大するなど、すでに急成長の様子がうかがえる。同社は今年5月、手狭だった米カリフォルニア州パロアルト中心部のメインストリート沿いのオフィスビルから本社をStanford Research Parkへと移している。これはスタンフォード大学キャンパス内にある研究センターの一部で、約1万4,000平方メートルの敷地に改装したばかりの真新しいビルとしてオープンした。新キャンパスのイメージ写真はこのサイトで確認できる。