東芝は4月27日、1チップで32Gビットを実現するNAND型フラッシュメモリを製品化、即日サンプル出荷を開始したことを発表した。初期段階ではメモリカードやUSBメモリ向けに提供を行い、順次、組み込み向け製品などの展開を行っていくという。量産は当初予定から2カ月前倒しとなる2009年7月からを予定。また、16Gビット品も7月よりサンプル出荷を行い、2009年度第3四半期からの量産を実施する予定。量産は同社の四日市工場が担当する。

今回の製品は32nmプロセスを採用、従来の43nmプロセス品と比べ、チップサイズが小さくなることから、生産効率の向上、ならびに小型パッケージでの大容量製品ラインナップの拡充などが可能になるという。

なお、同社では、43nmプロセス品からの切り替えを推進していくことで、市場の要求に対応し、市場におけるリーダーシップの堅持を図っていくとしている。