Q:そうした通信向けやハイエンドコンシューマ機器向けのCPUコアは「MicroBlaze」で対応できる、というのが昨日の話でしたが、どうしてもHard CoreのCPUが必要だというニーズはあると思うのですが、その場合どのようなコアを入れるのでしょうか。それとも、本当にそうしたニーズは無いと考えているのでしょうか?

:捕捉させて下さい。「MicroBlaze」とか「PicoBlaze」は、確かにMicroControllerとしては十分なパフォーマンスかもしれませんが、Application Processorとしては十分とは言えないように思うのですが。で、Virtex-5では「PowerPC 405」と「PowerPC 440」がHard Coreとしてラインナップされていました。ただ昨日の話では、Virtex-6とSpartan-6向けにHard CoreのCPUは計画が無いという事でしたが、本当のところどうなんでしょう?

Tralka:1つ言えることは、我々は引き続き将来製品に統合するCPUについての評価を行っているという事だ。なので、将来は何かしらのアナウンスをすることができるかもしれない。

:念のために確認します。将来のプロセッサは、現在(のPowerPC)とコンパチブルになると考えて良い?

Tralka:ノーコメント(笑)

Q:私からすると、将来的にはCPUが乗る事を考えている的なニュアンスとして捉えたのですが、そう考えても良いと?

Tralka:あくまでもそうした事が可能だ、としか言えない。

Q:その場合、それはこれまでBlazeシリーズなどでSoft Coreとして提供してきた自社開発のコアをHard化して搭載するのか、それともそれ以外のCPU Core、つまりPowerPCやARM、MIPSなどのコアを載せるのか、どちらの方向性を考えておられるでしょうか?

Tralka:うーん、ノーコメント(笑)

Fienberg:現在の時点では、Hard CoreのCPUに関しては一切のアナウンスメントは行っていない。

:ただ将来にそうしたHard Coreを提供する事は可能なわけですよね?

Fienberg:現在提供しているPowerPCに関しては、今後も引き続きサポートしてゆく。もちろん、それはVirtex-5で、という意味で、Virtex-6ではない。